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七宝とは・・・

 金属の素地にガラス質の絵の具を焼き付けたもので、その名前は金・銀・瑠璃・しゃこ・めのう・真珠・まいえという7種類の宝石のような美しさをもつことからつけられたと言います。
 日本において七宝の文化は江戸時代頃に定着し、明治時代になると職人達が独自の工夫をこらし、やがて技術は世界的にも高く評価されるようになりました。
 素地に使われる金属は銅や銀などが一般的で特に銅は低価格で展性に優れ、加工がしやすい素材です。砂のようなガラス質の七宝絵の具とも相性が良く、高温で焼成することにより溶けて鮮やかに発色する七宝絵の具に大変適しています。

作り方(技法紹介)

七宝技法①多色盛り(銅板から作る)

動画はこちら

 七宝用丹銅板を使用してオリジナルのブローチを作る動画です。

 金工はさみで銅板をカットし、いも木槌を使用して砂袋や金床の上で叩いて形を整えます。絵具の盛り技法は初級者向けの「多色盛り」です。単純な模様などに適していますが、隣同士の色は少し混ざるので正確な絵柄を表現するのは難しいです。

※使用するもの
・丹銅版 ・金切りばさみ ・いも木槌 ・砂袋 ・金床 ・紙やすり(#1000) ・ホセ ・七宝絵の具
・CMC(裏引き用のり剤) ・裏引き絵の具 ・金網 ・七宝ピンセット ・耐火作業台 ・手袋 ・七宝炉

七宝技法②描き割り

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 スクラッチのような感覚で簡単に絵柄を表現できる「描き割り」技法の動画です。
 描き割りとは、絵の具を盛り、焼成した上に色調の異なる糊入りの絵の具を盛って、乾いたら描き割り棒で表面を引っかいて下地の模様を出し、絵柄を作る技法です。

※使用するもの
・七宝素材ピンバッチ ・紙やすり(#1000) ・七宝絵の具 ・CMC(裏引き用のり剤) ・裏引き絵の具 
・ホセ ・金網 ・描き割り棒 ・七宝ピンセット ・耐火作業台 ・手袋 ・七宝炉

七宝技法③銀箔の切抜き

動画はこちら

銀箔を使用した七宝作品づくりの動画です。
焼成した七宝素材の上に銀箔をカットして糊で貼り付けてます。銀用七宝絵の具や透明七宝絵の具を乗せて焼成すると銀の部分が透明感が出て綺麗に見えます。
※使用するもの
・七宝素材ブローチ ・紙やすり(#1000) ・七宝絵の具 ・CMC(裏引き用のり剤) ・裏引き絵の具 
・銀箔 ・ホセ ・金網 ・筆 ・七宝ピンセット ・耐火作業台 ・手袋 ・七宝炉

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画像①.jpg 276-471 七宝用丹銅版 小

画像②.jpg 271-757 描き割り棒

画像③.jpg 271-651 SN-七宝個人セット

画像⑤.jpg 271-663 SN-七宝用具セットB

画像⑥.jpg 271-499 七宝電気炉 ポストⅢ型

画像④.jpg 374-003 彫金工具セット C